産業医 産業医研修会(新規)

医師会について

2020年12月15日

ここでは産業医資格取得の際に医師会に入会したほうが良いかについて考えていきます。

他のメリット・デメリットについては考慮していないので、ご了承ください。

医師会に入るメリット

研修会の費用が安い

医師会の会員の場合、産業医研修会の費用の割引があることが多いです。

医師会員は非医師会員に比べて2~3割引きに設定されていることが多いようです。

たとえば東京都医師会・順天堂大学医師会 第52回産業医前期研修会の場合を例に挙げますと、(東京都医師会員)2 0,000円、(道府県の医師会員)2 5,000円、(非医師会員)3 0,000円 の設定となっているようです。

医師会員であるために受けられる研修会の費用の割引は大きいと考えられます。研修会はほとんどが1単位1000円以上の設定であるため、50単位で5万円以上はかかるので、すべて合わせると1万円以上安くなるという計算になります。

しかしながら、医師会の会費のことを考えると一概に安くなるとは言えなさそうです。

また、産業医科大学主催の研修会については、医師会会員であっても割引はありませんので、注意が必要です。

 

研修会の情報が早く入ってくる

産業医研修会の開催情報を入手する方法として、次のようなものが挙げられます。

  • 医師会から送られてくる産業医研修会の案内のメール
  • 医師会の産業医研修会に関するホームページ
  • 各病院の産業医研修会の案内ページ

人気の産業医研修会の案内をいち早く入手するためには、医師会から送られてくる案内のメールを確認する方法が一番確実です。もちろん医師会や各病院のホームページを高頻度に確認出来ればよいですが、現実的にはなかなか難しいと思われます。

産業医研修会の中には先着順に受講の可否が決まるものもあり、人気の研修会の場合は募集開始日に定員に達することも多いため、産業医研修会の案内が送られてくることは大きなメリットとなります。

 

医師会に入るデメリット

医師会会費の支払い

年齢や身分にもよりますが、医師会員になるには会費の支払いが必要です。ただし、研修医は無料であったり、また医師賠償責任保険や日本医師会年金などのサービスがあるため、医師会会費が高いかどうかについては各個人で議論が分かれるところであると思われます。

 

まとめ

産業医資格取得の際の医師会入会のメリットとデメリットについてまとめました。

筆者の意見として最も強く感じたことは、医師会に入る最大のメリットは、産業医研修会の情報が即座に手に入るということです。

したがって、産業医科大学などの集中型の研修会を受けられる方は、受けたい研修会を開催する団体のホームページをこまめに訪問するとよいと思われますが、いくつかの研修会に通い産業医資格を取得したいと考えている方にとっては、医師会会費のことを考えてもある程度のメリットがあると思われます。また研修医の場合は医師会会費が無料であるため、入会をお勧めします。

 

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