日本医師会認定産業医を更新するには、認定証取得後の5年間に日本医師会認定産業医生涯研修20単位以上(更新研修1単位以上、実地研修1単位以上、専門研修1単位以上の合計20単位以上)を修得の上、指定の期間内に更新申請手続きをする必要があります。
ここで改めて産業医研修について分類すると次のようになります。
〇基礎研修(計50単位)
産業医更新者向け
〇生涯研修(計20単位)
ここで注目していただきたいのですが、実地研修という言葉が基礎研修でも生涯研修でも使われており少し紛らわしいことにもお気づきでしょうか?
生涯研修は基礎研修に比べて全体的に制約があまりありません。そもそも必要単位数が20単位と基礎研修より格段に少ないです。さらには各研修(更新研修・実地研修・専門研修)から少なくとも1単位以上取得すれば、残りの単位は自由に選択できる点も、基礎研修とは大きく異なります。
生涯研修についても、基礎研修同様に、取得費用や取得難易度が研修会や研修区分によって大きく異なってきます。お安い更新の方法やどのような研修会があるかはまた別の記事でお話ししますね。